【出ません】ジムニー5ドアの販売を、元自動車メーカー社員が考察

ジムニー5ドアアイキャッチ 評判

今回はジムニー5ドアモデルが本当に販売されるのかどうか、考えてみました。

ジムニー5ドアモデルが出るとか出ないとか、噂されています。
車好き、ジムニー好きな皆さまなら聞いたことがあるでしょう。

噂の内容

  • 2020年にジムニー5ドアモデルが販売される?
  • ジムニーシエラをベースにボディを延長する?
  • ジムニー5ドアモデルはタイの工場で生産される?

噂の内容を検証します。
ちなみに、僕は「ジムニー5ドアモデルの販売は無い」と断言します。

管理人
管理人

あれば売れそうだけど、販売しないでしょう!

 

ファンがネット上で作った普通のジムニーを5ドアにしたCGが一人歩きしているだけです。
僕なりに考察したジムニー5ドアモデルが販売されない理由を解説していきます。

なお、僕のスペックは「元・自動車メーカー社員」なので他サイトや車雑誌の考察より信憑性、説得力が激高です。

5ドアの前に、ジムニーのメインターゲットをおさらい

ジムニー5ドアのターゲット

まずは、ジムニーのメインターゲットのおさらい。

 

ジムニーのメインターゲットは「プロの道具に憧れを持つ一般層」です。

ここでいう「プロ」とは、ガチガチのクロカンで林道・山道・砂浜なんでもこい!ということですね。

そんな荒地を行く人が車体の大きい5ドアジムニーを欲しがるかと言われたら・・・NOでしょう。
だって、狭いところに行けないから。

ということは、5ドアジムニーはもはやプロの道具ではなくなってしまいます。
ジムニーの5ドアは、コンセプトの軸がブレブレ。

 

とはいえ、要望が多いんだから、出せばいいじゃん!という声も聞こえてきそうですが、中々そうもいかないんです。

車の製造ラインを新設するというのは、とても大きなコストと労働力・リスクを背負います。

あっちもこっちも要望に応えていたら、キリがない。

国内メーカーでも特に慎重派のスズキなので、思い切ったことはしない可能性が高いです

 

というわけで、僕はジムニー5ドアの噂が聞こえてきた頃から「あー、出ないだろうなあ」って感じていました。

管理人
管理人

出たらそこそこ需要はあると思うけどねー!

コンセプトがぶれるので出ないと思うなあ。

ジムニー5ドアモデルは販売されるのか?噂を検証

ジムニー

結論:ジムニー5ドアモデルは販売されません

そもそも、噂の元はスズキの鈴木俊宏社長が新型ジムニー発表の場で「まずは3ドアでいきますが、おいおい市場の声も聞きながら検討していきたい」と5ドアの可能性を全否定しなかったからです。

社長という立場にあるので、自らの発言には非常に気をつけているはず。

ふんわりとさせた発言にするのも当然ですね。

 

ジムニー5ドアモデルの3つの噂「2020年に販売される」「シエラがベース」「タイで生産される」を検証します。

2020年に販売される

販売されません。

 

車を製造、販売するには様々な行程が必要です。

販売計画→デザイン→設計→製造準備→販売

これがすんなり行くわけでもなく、前行程に出戻りしたりするので非常に時間がかかります。

最低でも2, 3年程度前から計画されていなければいけません。

 

前述の鈴木社長の「市場の声を検討」発言は2018年7月のジムニーフルモデルチェンジ発表の場でされたもの。

2020年に販売されるとなるとギリギリです。

 

ただでさえスズキの売り上げは好調で製造が間に合っていない状態なので、思い切った新機種を計画、製造する余裕はないでしょう。

ジムニーシエラをベースに製造される

シエラはベースになりません。

 

そもそも、普通のジムニーとシエラの違いは「排気量」と「オーバーフェンダーの有無などの見た目」だけ。

中身の広さは同じ、フレーム自体も同じものを使っています。

なのにシエラの後ろを伸ばして後部座席のドアをつけるとなると・・・。

フレームの長さが足りず、後部座席の人や荷物を支えられません。強度の問題が多発しますね。

 

なお、ジムニーとシエラの違いはこちらで詳しく説明しています。

タイで生産される

されません。

噂によると、ジムニー5ドアモデルのスペックは全長×全幅×全高は3,900×1,645×1,730mmです。

スズキ タイ工場で生産されている他の車と比べてみましょう。

  全長 全幅 全高
ジムニー5ドア 3,900 1,645 1,730
スイフト 3,840 1,695 1,525(4WD)
セレリオ 3,600 1,600 1,560
シアズ 4,490 1,730 1,485

全長はシアズが最も長いのですが、ネックはジムニーの圧倒的な全高。

現在最も高いセレリオより170mmも高いです。

 

スズキの理念は「小少軽短美」であり、「小さく・少なく・軽く・短く・美しく」で、車の製造ラインも超ギリギリで作ってあります。

そのギリギリのラインに170mmも高い車を流すことができるか・・・。

僕はできないと断言します。

新しいラインを作れば可能ですが、ジムニー5ドアのためだけにそこまではしないでしょう。

ジムニー5ドアモデルはエスクードとよく似ている

ジムニー5ドア

ジムニー5ドアモデルは同社のSUV「エスクード」と大きさ、フレーム構造で似てしまいます。

  全長 全幅 全高
ジムニー5ドア 3,900 1,645 1,730
エスクード 4,175 1,775 1,610

おんなじくらいの大きさですね。

 

ジムニーもエスクードもラダーフレームで悪路走破性が抜群です。
(厳密に言うと少し違います。下を参照。)

ジムニーはラダーフレームにボディを乗せただけ。
エスクードはラダーフレームにボディを溶接で付けてあります。

 

大きな違いはエンジン性能

ジムニーは悪路走行を第一にしているのでパワフルなエンジンは積んでいません。

一方、エスクードはスイスポと同じ規格のエンジンを積んでいるので、オンロードでも走りを楽しめます。

  最高出力 最大トルク
ジムニー5ドア 102ps/6000rm 13.3kgm/4000rpm
エスクード 136ps/5500rpm 21.4kgm/2100-4000rpm

ジムニー5ドアモデルはただの夢でした・・・?

ジムニー5ドア

ジムニー5ドアモデルは99%販売されませんが、公式で販売はありませんと発言しているわけではないです。

つまり、可能性はゼロではありません。

僕自身、ジムニー5ドアモデルあったらいいなー!って思っています。待ち望む声もたくさんありますね。

続報を待つとしましょう!

 

ちなみに、新型ジムニーのマツダからのOEMが出るのか検証した記事がこちらです。

次はこれを読んでみてくださいね。

コメント

  1. 七氏 より:

    初めまして、自分も販売はないと思いますが
    最終的に生産されるが国内正規店販売はされない、になると思います
    先々代ジムニーにはロング3ドアとロング5ドア、先代ジムニーには5ドアが存在自体はしてますが
    海外工場生産かつ海外一部地域での販売のみですので…
    (ロング3ドアを輸入、改造して国内で使えるようにしている業者は居ますが)
    スズキとしてもエスクード、ハスラー、クロスビーを売りたいでしょうし
    ラダーフレームの初代エスクードの設計を流用すれば短期設計可能でしょうが
    少なくとも現状のバックオーダーというか納期が解消されなければ無いと思います

    • じゃこ じゃこ より:

      初めまして、コメントありがとうございます。

      おっしゃる通り、正規販売で出るとしたら海外ですね。
      国内でも欲しい気はしますが、ネックはバックオーダー。現在の生産工場の設備ではなかなか解消は難しい…
      ご意見ありがとうございました、本当に嬉しいです!

      • 七氏 より:

        ちょいと調べてみた所、インドで生産されていたロング版2代目ジムニーですが
        インドの車両の法改正とおそらく最大顧客であった軍及び警察が国内メーカー車両に切り替えたため
        去年で生産を終了したようです
        パーツ単位では修理用が必要でしょうししばらく生産するでしょうが…

        バックオーダーも生産予定と噂されていたインドの工場が未だ閉鎖中ですのでどうなるか分かりませんね…
        登録実績を見ると前年比や先月比だと半分に落ち込んでますね
        (それでも去年の一番少ない時期くらいは維持しているようです

        • じゃこ じゃこ より:

          コメントありがとうございます!

          生産終了は知らなかったですね。
          スズキのインド戦略もずっと安泰!ってわけにもいかないでしょうし、これからの動向が要注目です。
          …厳しいなあと思いますが

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