- ジムニーの安全性って低いのかな?
- それとも、フレームが硬いから丈夫?
こんな疑問に答えていきます。
車を購入するときに誰もが気になってくるのは「安全性」ですよね。
特にジムニーはモノコックではなく、ラダーフレームと特徴的な車。
フレームが丈夫なことは分かるけど、肝心な居住空間はどうなの?という疑問も生まれます。
結論としましては「軽自動車の中では安全性が高い」です。
ジムニーは安全性が低いから・・・と乗るのを渋っていたら、大きくて丈夫な普通車以外は何も乗れません。
今回は、ジムニーの安全性について話していきます。
この記事を読めば、あなたのジムニーの安全性への不安も吹き飛ぶはず。
それでは、解説していきます。
Contents
ジムニーの安全性を衝突試験から解説
ジムニーの安全性は「軽自動車の中では安全性が高い」です。
車は衝突実験というものをやって安全性を評価しているのですが、これからその結果を見てもらいましょう。
EURO NCAPでの衝突試験を紹介
まずは、EURO NCAPというヨーロッパの衝突実験の結果を見ていただきます。
64km/hで正面からぶつかっていますが、うーん、がっつり潰れてますね。
EURO NCAPの実験で、ジムニーは5段階で3と評価されました。
最高評価が5なので3は普通と思われがちですが、2以下はほぼないので、実質最低評価です。
え、じゃあジムニーって危険な車なの?って思われるかもしれないですが、僕はそうではないと断言します。
なぜなら、ヨーロッパで売れるようなセダンやSUVと比較したら、非常にコンパクトなジムニーは衝突安全性が低いに決まっているから。
ジムニーに限らず、コンパクトな車を得意とするスズキ車は非常に不利なんです。
ちなみに、スズキの普通車であるスイフト・イグニス・バレーノは総じて評価が3。
でもこれは、スズキ車が危険なわけじゃなくて、軽量コンパクトを売りにしているのに最低限の安全性能はクリアしてるということ。
ジムニー安全性低評価で笑った。
— わ ん こ🐶 (@issk_wanko) September 21, 2018
あの形状、ラダーフレームで軽規格。いい成績なんか取れるわけないよね仕方ない。
J NCAPでの衝突試験を紹介
続いて、日本の団体(J NCAP)の衝突実験の様子を紹介します。
こちらは55km/hでぶつかった動画。
先ほどより10km/h遅いとはいえ、しっかり潰れていますね。
総合評価は5段階で4なので、まあまあの評価を得ています。
ここで、他の自動車と評価を比較してみましょう。
ミラはダイハツ、N-VANはホンダの軽自動車、クロスビーはスズキの普通車です。
- 乗員保護性能:乗っている人を保護する性能
- 歩行者保護性能:ぶつかってしまった歩行者を保護する性能
- PSBR:シートベルトの非着用時警報装置の評価
軽自動車だけ見ていくと、総合評価ではミラにわずかに負けていますが、乗員保護性能評価はジムニーが圧勝。
さらにジムニーは、普通車であるクロスビーに匹敵する乗員保護性能を持っています。
カクカクした構造で、どうしても歩行者保護性能は低くなってしまいますが、自分たちの身を守るという観点では高い評価を受けています。
ジムニーは乗っている人を保護する性能は、コンパクトな普通車並みだと言えます。
新型ジムニーには予防安全技術が豊富についている
JB23以前は自動ブレーキなどの予防安全技術はついていませんでした。
しかし、新型ジムニーには予防安全技術が豊富についています。
各機能を軽く説明していきます。詳しく知りたい方は公式HPを見てください。
- デュアルセンサーブレーキサポート:ぶつかりそうになったら勝手に止まる
- 車線逸脱警報機能:車線からはみ出したら警報が鳴る
- 標識認識機能:標識をカメラで認識して、違反しそうになったら警報が鳴る
- ハイビームアシスト:ライトのハイローを自動で切り替える
- 誤発進抑制機能(ATのみ):誤った急発進を抑制
- ふらつき警報機能:ふらついて走行していると警報が鳴る
- 先行車発進お知らせ機能:前の車が発進したら警報が鳴る
今時普通についている安全機能はついています。
新型ジムニーはこのような点でも、安全性は負けていないと言えますね。
そもそも、ジムニーを買う層は安全は気にしていない?
ジムニーの安全性を長々と解説してきましたが、そもそも、ジムニーを買う層は安全なんて気にしていません。
最低限の装備さえあれば、あとは軽く安く単純な構造にしてほしいと願っています。
ジムニーに衝突安全性なんて
— らいき ポケカ始めました (@0122_raiki) May 18, 2016
いらねーだろ(^^;;
ジムニーって内装も無骨だな(´・ω・`)いいわシンプルで
— もじゃどぅーϵ( ‘ω’ )϶ (@mojyadu54) June 18, 2018
しかも余計なものついてないから新車で130万と安い
ジムニーって趣味の車なので、本当に余計なものつけないでほしい。
シンプルで自分でいじくりまわせるのが利点なのに、いらない機能が増えて手出しできなくなるのは嫌ですね。
ジムニーにも衝突安全が求められる時代になったね。
仕方ないことだし、いいことだけどちょっと寂しい。
まとめ:ジムニーの安全性が低いなんて、嘘でした
ジムニーの安全性が別に低いわけじゃない理由、わかりましたか?
この記事では「ジムニーの安全性能は軽自動車の中では高い」ということを説明しました。
大型のセダンやSUVの衝突安全性が高いに決まっているけど、そんな車ではクロカンなんて絶対無理。
そもそも、ジムニーは代わりがきかない車なので「安全性が低いから他の車にする」という選択肢はありえないんです。
次は、ジムニーが代わりがきかない車だということを説明した、次の記事を読んでみてくださいね。
そして、他の考察シリーズも参考記事として読んでみてください。
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