「ジムニーは最強」
ネット上でよく言われていますよね。
でも、最強ってとっても抽象的な言葉だと思いませんか?
「スタローンとジャン・クロード・バンダムはどっちが強い?」くらい曖昧。
サーキットではフェラーリにもちろん勝てないけど、クロカンだったらジムニーの圧勝です。
というわけで、今回はジムニー最強説という曖昧な説に決着をつけるべく「ジムニー最強説とその根拠」を解説していきます。
この記事を見れば、ジムニーがもっともっと素敵に見えるはず。
さあ、解説していきます。
なお、今回は主に機能や内面のことを話しているので、ビジュアルのことも知りたい方は以下の記事を読んでください。
Contents
ジムニーは最強。そんな声をまとめてみた
ネットのジムニー最強説をまとめてみました。
最強たる所以は、主に以下の3つですね。
- 大きな障害物も乗り越えられる!
- 他の車が立ち往生する雪道も平気で走れるぞ!
- 水中も潜れちゃう!
むかしハイエースの四駆とかチェロキー乗ってたけどどっちかって言うと冬の日本海側や雪山行くための足って感じで別に雪道走りたい訳じゃなかったけどジムニーは雪道やダートがホント楽しくて何が言いたいかってジムニーはイイぞぉ pic.twitter.com/TM964NLPq4
— まさ@23w (@MasatoooM) December 31, 2018
ジムニー 川遊び pic.twitter.com/3EvC6y6bi1
— たろさん (@TTaro0717) August 12, 2018
ジムニー最強説を解説していきます
さあ、ジムニーが最強たる所以を解説していきますよ。
大きな障害物も乗り越えられる!
大きな障害物も乗り越えられる理由は
- ラダーフレーム
- パートタイム4WD
- アプローチアングル等の角度と最低地上高
- リジッドアクスル式サスペンション
です。
ラダーフレーム
ジムニーはラダーフレームと呼ばれる「フレームにボディが乗っただけ」の構造でできています。
普通の車(モノコック構造という)が「箱」が走っているイメージだったら、ジムニーはシャーシにボディが乗っているミニ四駆。
ボディがどれだけハードに傷つき凹み、裂けようとも、フレームにはダメージがいかないので走行には影響がないということです。
パートタイム4WD
ジムニーはパートタイム4WDで、「2WD・4DW・4DW-L」から適した駆動方式・ギアを任意に選べます。
これが非常に役立っていて、僕は砂浜や砂利道で4WD-Lに何度も助けられています。
砂浜に侵入してきて立ち往生している2WDの車、たまーにいます。
過信は禁物!
アプローチアングル等の角度と最低地上高
アプローチ・ランプブレークオーバー・デパーチャーの3つのアングルは図の通りです。
単純に、これらの数値が大きいほど障害物を乗り越えやすいと思ってください。
アプローチアングルは前方の障害物を前輪が乗り越えられる角度。
ランプブレークオーバーアングルは乗り越えた障害物がアンダーボディーに接触せずに越えられる角度。
デパーチャーアングルはリヤバンパーやマフラーなどが障害物に接触せずに越えられる角度。出典:スズキ
3アングルを同じく悪路に強い「トヨタ・ランドクルーザー」と比較してみます。
ジムニー | ランドクルーザー | |
アプローチ | 48 | 32 |
ランプブレークオーバー | 28 | 25 |
デパーチャー | 51 | 25 |
最低地上高 | 205mm | 225mm |
最低地上高は負けちゃってますが、アングルではジムニーの勝利です!
ただ、ランクルにはジムニーにない快適さがある・・・
羨ましい気もしないことはない笑
リジッドアクスル式サスペンション
リジットアスクル式サスペンションです。
難しい言葉なので、説明します。
サスペンション(路面からの衝撃を逃す部品)には大きく分けて「独立懸架式」と「リジットアクスル式」の2つあります。
独立懸架式
メリット、デメリットを紹介します。
・部品自体が軽く作れるので、燃費や運動性能が良くなる
・下がっている車輪への荷重が小さい
リジットアクスル式
こちらも、メリットデメリットを解説します。
・下がっている車輪への荷重が大きい(シーソーのように押さえつけられる)
・部品自体が思いので、燃費や運動性能が悪くなる
街乗りなら独立懸架式、オフロードにはリジットアクスル式が向いているということです。
そして、ジムニーは前も後ろもリジットアクスル式。
街乗りなんか考えてないぜ!という男らしささえ感じます!
日本車の乗用車でリジットアクスル式を採用しているのはジムニーとランクルだけです。
そして、そのランクルも前輪は独立懸架式。
純粋なリジットアクスル式の国産車はジムニーだけってこと!
他の車が立ち往生する雪道も平気で走れるぞ!
雪道が走れる理由も障害物が乗り越えられる理由とほとんど同じで、「最低地上高の高さ」「4WD」という特徴のおかげです。
まず、最低地上高が高いおかげで、多少の積雪なら上を通過できます。
そして、雪道で立ち往生する理由って、「スタック(雪やぬかるみにタイヤを取られて動けなくなる)」があるのですが、4WDなら余裕で脱出できます。
ただ、ノーマルタイヤだとツルツル滑るのは不可避だから気をつけて!
凍った路面にスタッドレスタイヤは必須だよ。
水中も潜れちゃう!
最低地上高が高いので、適切な装備をしていれば水中だって潜れちゃいます。
ジムニーで水中に入るときのことは下の記事に詳しく書いたので、参考に見てください。
どんなものにも、もちろん欠点はある
続いて巷で言われているジムニーの短所を紹介します。
- 乗り心地が悪い
- 車内が狭い
- 加速が悪い?
乗り心地が悪い
これは真実。
サスペンションがリジットアクスル式なこともあり、路面の振動を拾いやすいです。
僕のジムニー(JB23)は、高速道路のつなぎ目で、ドラレコの衝撃感知機能が働くくらい揺れました笑
ただ、1ヶ月も乗っていればその振動に慣れちゃって、全然気にならなくなりました。
車内が狭い
これも真実。
- オフロード用に硬くて大きい部品を装着しなければいけない
- 狭いところまで入って行けるよう、車体が小さい
こういう理由で、車内はとても狭いです。
ジムニーは4シーターじゃなくて、2シーター+(おまけの)2シーターだと思ってください!
ただ、身長170cmくらいの僕で車内泊できるので、小柄な男性ひとりで乗るなら、問題ないと思っています。
加速が悪い?
これは、嘘でしょう!
他の車の馬力・トルクと比較してみます。
馬力(PS) | トルク(N・m) | |
ジムニー | 64 | 96 |
ハスラー | 64 | 95 |
ウェイク(ダイハツ) | 64 | 92 |
N-BOX(ホンダ) | 64 | 104 |
馬力とトルクの説明は長くなるので省きますが、大きければ大きいほどパワーがあって速いと思ってください。
詳しく知りたい方はJAFのホームページに説明があるので、見てください。
他にも車体の重さとかも関係してきますが、表を見る限りはジムニーがそれほど非力な車ではないと分かるはず。
実際、僕も加速の鈍さは感じてないなあ。
普通の軽自動車って感じ。
まとめ:ジムニーは「オフロード」で最強の車でした!
ジムニーが最強たる所以、わかりましたか?
ジムニーの最強なところは以下の3つ。
- 大きな障害物も乗り越えられる!
- 他の車が立ち往生する雪道も平気で走れるぞ!
- 水中も潜れちゃう!
弱いところは以下の3つでした。
- 乗り心地が悪い
- 車内が狭い
- 加速が悪い(これは嘘)
つまり、ジムニーは「オフロード」で最強の車なんです。
分かっていたけど、街乗りには弱い車。
でも、街乗りできないなんてことは全くなく、むしろおしゃれでカッコいい!
ただ、オフロードに強いのはとても優れた特徴であり、ジムニーは他の車とは替えが効かない。
今回は主に機能や内面のことを話していきましたが、ビジュアルの非常に高い評価を受けているので、次はこちらを見てくださいね。
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